シドニーでも毎年1月下旬から2月頭にかけて、街中ではルナニューイヤーの文字と赤い飾りや干支をみかけるようになります。
日本人にはあまりなじみのない、チャイニーズニューイヤーの説明や、イベントなどを紹介していきます。
目次
旧正月(チャイニーズ/ルナニューイヤー)とは
日本ではあまりなじみのない旧正月(春節、チャイニーズ・ニューイヤー)ですが、世界規模では中国、シンガポール、ベトナム、マレーシア、台湾、韓国、香港、モンゴルなどで最も重要な祝日である他、アメリカやオーストラリアなど中華系移民の多い国でも大々的に祝われます。
中華系移民の多いここシドニーでも盛大にお祝いされます。
呼び方は?
中国の旧正月は春節とも呼ばれ、英語では、Chinese New Year、または、Lunar New Yearとも呼ばれています。
シドニー では Lunar New Year(略してLNYとかかれることも)の方が使われています。両方とも同じ意味ですが、Chinese New Yearというと、差別的に聞こえるからでしょうか。
気になって調べてみたところ、ベトナムや他の国民も祝うのに”Chinese”と入ってしまうと中国だけのお祝いのように聞こえるからというのが、有力な説のようです。
2020年はいつ?
春節は旧暦のため、毎年日付が変わります。大体1月終わりから2月初めの間になります。2020年の春節は1月25日(土曜日)です。1月24日が大晦日になります。
今年の干支は?
今年は鼠(ねずみ)年です。中国の干支と日本の干支、すこーしだけ違うのをご存知でしたか?去年がブタ年で、あれっ、ブタ年なんてあったけ?と思っていたのですが、


ルナニューイヤーは何をする??
中華系の人たちは西暦の新年ではなく、旧正月を盛大に祝います。多くの人たちは、家族や友人たちと集まって豪華な食事を楽しみます。
特に大晦日に家族が集まって食事をします。
レッドポケットと呼ばれるお年玉も渡します。すごいのが、お年玉が大人になってももらえるということです。お世話になった人に渡すというのが習慣だそうです。
中国系以外の人は、普通に過ごしますが、この時期はイベントも多く国籍関係なくLNYを楽しみます。レストランやショップではLNYの特別メニューを出したりとビジネスチャンスでもあります。
注意すること
オーストラリアではこの期間は休日ではありませんが、中国や台湾では休日になります。
中国では2020年は1月24日(大晦日)の土曜から1月30日木曜までの7連休です。ということで、この時期は中国からの観光客が一気に増えます。
これはシドニーに限ったことでなく、日本でも観光客が増えますよね。
ということはオペラハウスやブルーマウンテンズなどの人気観光地は混み合います。他の都市に行く国内線も混み合ってチケットの値段が割高になります。
でも悪いことばっかりではありませんよー。
ルナニューイヤーのイベントが盛り沢山です。
ルナニューイヤーのイベント
ライオンダンス

チャイナタウン付近を歩くとライオンダンス(獅子舞)を見られるかもしれません。レストランやショッピングセンターでは商売繁盛を願ってライオンダンスを招待します。
チャイナタウンあたりで、ジャンジャカジャンというドラムの音を聴いたら追ってみるといいですよ。ライオンがご祝儀をもらって、白菜を食べる様子が見られるかも。白菜は食べ散らかして行くんですが、それが商売繁盛になるんだそうな〜。
爆竹はシドニー市内ではあまり聞かないです。条例などで禁止されているのかもしれません。
チャイナタインのライオンダンスの時間を調べると夕方6時〜6時15分にやっているようです。 ウェブサイトはここから
シドニーの中心地CBD(Central Business District)はもちろん、西Cabramatta(カブラマッタ)や南のHurstville(ハーストビル)等の中華系移民が多い地域に行くともっと本場な雰囲気が味わえます。
シドニーのイベント
街中を歩くとLNYの看板が。いろいろイベントあるみたいですね。写真観てると中華食べたくなってきました笑


ウェブからみる時は、ここから City of sydney がやっているサイトでコアラも週末のイベントを探すのによく使う便利なサイトです。
面白そうだなーと思ったのが2月1日にダーリングハーバーであるドラゴンボートレース
1月31日サーキュラーキーである LEDをつかったカラフルなライオンダンスです。サーキュラーキーではカラフルな12支のアートもあるようです。要チェックです!
どちらも入場料はかからないので、気軽に見られますね。
ルナニューイヤーの可愛い限定商品 セールも
そして嬉しいLNYのセールや限定グッズが出ることです。爆買いは収まったと言われているはいえ、やはり中国系の方々がシドニーで落としていくお金ってすごい額です。そこをターゲットに企業もあの手この手で限定商品を出します。

写真は人気のアクセサリーショップパンドラ。いつも中国系観光客で人数制限されています。鼠の文字とともに可愛らしいピンクで期間限定商品が並んでいました。
ロクシタンも限定ハンドクリームとセラム出してました。

キールスは定番人気のウルトラフェイシャルクリームがLNYバージョンで。

カルバンクラインで見つけた真っ赤な下着。運気が上がるって言われているそうです。でも着るのに勇気いるな〜笑
