みなさん、冒頭の写真で使ったレインボーの旗の意味は知っていますか。
シドニーでは、家の前に飾ってあったり、図書館やいろんなところで目にすることがあります。
これはLGBTQIの象徴として使われていて、この旗やステッカーが貼ってあるとLGBTフレンドリーですという意味になります。
シドニーではLGBTQIがかなりオープンになっていますが、一番盛り上がるのがマルディグラの時期。
2020年は2月14日から3 月1日までとなります。
目次
シドニーのLGBT事情
さっきからLGBTと使っていますが、ご存知ない方のために、説明を入れておきますね。そんなの知ってるーという方は読み飛ばしてください。

LGBTQIとは?
LGBTとは、Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)、Gay(ゲイ、男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー、性別越境者)の頭文字をとった単語で、セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)の総称のひとつです。
最近はLGBTではなく、QIをつけた言い方も使われるようになってきました。
このQIの「Q」はクィア/クエスチョニングの頭文字です。このうちクィア(Queer)は性的マイノリティを包括的にあらわす言葉であり、クエスチョニング(Questioning)は、自らの性自認や性的指向に迷い、探している状態の人々を指します。
また、QIの「I」はインターセックス(Intersex/性分化疾患)の頭文字ですが、インターセックスを性的マイノリティに分類することについては反対意見も多くみられます。
シドニーでは日本に比べてみんなオープンで偏見もない
シドニーはサンフランシスコに次いで2番目にLGBT人口が多い都市と言われています。
確かに街を歩けば、同性のパートナーと仲良く腕を組んだりキスしているカップルを見かけます。
しかもまたイケメンだったりするんです!
マルディグラの最後のパレードがおこなわれるダーリングハーストあたりは、いわゆるゲイバーやゲイクラブがたくさんあります。
コアラのゲイ友達のY君は、ゲイバーやアプリ、いわゆるサウナでシドニーでとてもエンジョイしているそうです。
アジア人男性って結構モテるらしいです。

マルディグラとは
マルディグラというのは、Sydney Gay and Lesbian Mardi Gras(シドニー・ゲイ&レズビアン・マルディグラ)とは、毎年シドニーで行われている世界最大級のLGBTイベントです。
ゲイ友達Y君によると世界中から、ゲイが集結してイベントを楽しんでいくそうです。
2月14日から3 月1日の間で色々なイベントがおこなわれますが、一番注目なのはイベントのフィナーレを飾るパレードです。
ちなみにY君曰く、本当にゲイの人の楽しみはその後のアフターパーティーなんだそうです。チケット制になっていますが、色々交流でき楽しめるそうです❤︎
そういえばタウンホールにもレインボーの旗が掲げられます。
街中がレインボーカラーでいっぱいになります。
パレードをみにいく時は
パレードはHyde Park(ハイドパーク)の南端から始まり、Oxford Street(オックスフォード・ストリート)を通り、最後はMoore Park(ムーア・パーク)で終わる約2kmの道のりを、7:30pm~11:00pmの4時間掛けて行われます。
すごいのは当日グーグルマップにパレードの経路がレインボーカラーになるんです!
仮装して行くと楽しめます

レインボーカラーの服があればベストですが、そんなものなかなかないので、
途中で旗やサングラスなどの小物が販売されているので買っちゃいましょう!
友達同士で衣装を合わせるのも楽しそうです。
ワールドスクエアの中の雑貨さんや、ワールドスクエア近くのパーティグッズ屋さんで売っていますよ。


定番のレインボーの旗。2.5ドルでした。当日は10ドルとかで売ってます。

旗をカチューシャに付けたタイプ。

カラフルな帽子もありました。
場所取りや準備は早めに

市内では4時くらいからマルディグラに行く人の流れが見えます。
多くの人はタウンホールあたりから歩くんですが、
結構歩くことになるので歩きやすい靴を履いて行くのがいいです。
TV中継やステージのあるTAYLOR SQUARE(OXFORD STとFLINDER STの交差点広場)は人気なので少し市内から離れた方向に行くといいです。
そうすると人もどんどん減って見やすくなります。
それでも背の低い日本人はイスや脚立のようなものがある方がよく見えます。
椅子、脚立かビール箱を持って行くとベター
オージーは背の高い人多いので一列目を取らない限り全然見えないです。
途中で販売もしてたりしまうので、念のための現金も持っていきましょう。
トイレは
気になるトイレは、路上に簡易トイレがあるのでそれを使うか、周りの飲食店で利用させてもらうかですね。
数年前に行った時はトイレの前かなり行列になっていたと思います。
飲食店は貸し切りにしているところも多くて、無料では絶使わせてくれません。
最低限何か頼むようにしないといけないです。
観光客が気を付けることは
パレードの少し前からオックスフォードストリートが通行止めになります。
バスも運行状況が変わるのでどこか行く用事のある人は、グーグルマップなどでルートを確認しておくといいでしょう。
あとは、街中に異常にテンションの高い酔っ払いがいるので気を付けるくらいですかね。
治安が良いと言われるオーストラリアですが、カバンは閉めるなどして、盗難など気をつけましょう。
まとめ
カラフルでキラキラの衣装やメイク、踊りやフロートのデコレーションなどを見ていると、テンションが上がります。

中にはこんなセクシーなペインティングだけしているおねえさんもいます。
自分がLGBTQIや、あまり興味のなかった人もにぎやかなイベントで楽しめますよ。
今年はコロナウィルスの影響で例年よりも、パレード参加者や人手が少なかったりするんでしょうか。
シドニーならではのイベント、この時期シドニー旅行中の方はぜひパレードを見に行ってみてください。